しのぶvsケラ!フラッグ交流戦! その3

会話参加者:ミンミ、しのぶ

 

 

ミンミ:

二回戦目じゃー!今回はミンミ視点で書かせていただく!

 


第二回戦!の前!

 

 

しのぶ:

ケラはわしが止める。というよりも、わしとケラでは実力にあまり差がなさそうじゃからの。

 

ミンミ:

その間に、俺がなんとかレックスに触れる、か。もう水晶の動きはわかってるから、実質スーと俺の一騎打ちなのね。

 

水晶(しゃべらず、文字を浮かび上がらせる):

避けるよ!

 

ミンミ:

よろしく。にしても、初めは乗り気じゃなかった二人の一騎打ちになるのか。

 

しのぶ:

まさか、手なぞ抜かんじゃろうな。

 

ミンミ:

しないしない。こっからが本番でしょ。負けてやる気はないな。

(スーを見て)おそらく、あっちもね。

 


試合開始!

 

 

しのぶチームは、しのぶ、水晶、ミンミが横一列で相手に向かい合う立ち位置。

 

ケラチームは、スーに二人が装着されている状態。

 

両者に意識を向け、確認したきき婆。

両手の旗を振り下ろす!

 

 

 

スーが右手首のレックスを掲げた。目標は水晶!

すぐに、ミンミが背後に手を出し、水晶を呼びだす。

だが、狙いが水晶でないのはどちらのチームも知っている。

 

レックスが、両チームの間の空間を破壊。

スーが少し前進すれば、さっき水晶がいた位置にスーが立っている!

 

「「ガンッ!」」

 

二つの金属音。

片方は、しのぶの刀とケラの槍がぶつかった音。

片方は、スーの鎧にミンミがブレードをぶつけた音。

 

しのぶもケラも、スーやミンミは眼中になく、二人で戦いだしている。

しのぶの斬撃を、ケラは鎧をばらばらにすることで、回避。

しのぶも、自身の体にかかる速度や力を操作して、回避。

どちらも当てられるのは、相手が防御する際にぶつかる武器だけ。

 

だんだん上空に上がっていく二人を無視して。

ミンミは、小さいスーをどうにかしないといけない。

 

(スーには悪いが。)

 

アンキロサウルスの尾の棍棒を元にしたブレード、名称ハンマーで、思いっきり叩くことで動きを鈍らせることにしていた。

ハンマーを振り、ぶつかった!

 

ん?

 

手ごたえがない。こっちにかかる力はずの力も感じない。

が、スーは位置を変えず、ぶつかったままの位置にいる!?

 

右腕が上がる。方向はミンミ。

レックスが向けられるのはまずい!!

 

右手がすぐに曲がらないよう、ミンミの左手に避けて、スーの右手から背後へと入る。

が、スーは動かない。

 

スーの着ているケラの鎧の色がおかしいことに気づく。

真っ黒。

床も空も白いこの空間ではとても目立つ色。

 

「私は、音を操りますネー。」

 

かすかに、何か聞こえる。上空の戦闘音でない、ミンミの呼吸音でもない。

 

「それで、最近、オトカべという技術を習いましたネー。」

 

音の発生元はわかった。さっきの、手ごたえのなさは?

 

「それは、オトカベの振動で相殺したのですねー。押してくる分の力くらい、簡単デスしねー。」

 

まだ振りかえらないスー。こっちは、テリジノサウルスの長い爪モチーフのブレード、通称爪を振っている。長いんだよ、語りが。どこぞのバトル漫画か?

 

振動には振動。ブレードにも、オトカベ、使ってやる!

ペネトレイターのオマケつきだ。止めてみろ。

 

「とめる必要はないですねー。」

 

スーの右側に振った爪をなぞるように、右手をこっちに向けてきた。

 

「ところで、水晶は無事デスか?」

 

 

!?

 

何かされたのか?と、左手で水晶を確認した一瞬。

 

爪を向けていた黒い鎧とレックスが消えた!?

 

「しまっ!?移動されたか!?」

レックスのさっきの移動をされた。ミンミの右手にはブレードがあり、さえぎっていただろうから、左手!

 

そちらを見れば、黒い鎧が、こっちに迫ってくる!

距離が少し遠いのは、むこうも咄嗟の移動で位置を見誤ったか?

 

水晶を左手で背後にかばいつつ、黒い鎧と向き合う!

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい!タッーチ!」

 

背後から声!

きき婆が、旗を振り下ろす ザッ! という音も聞こえた。

 

見れば、『黒い鎧を着ていない』スーが水晶に触っていた。

水晶が(しまった!!)と文字を浮き上がらせている。

 

上の戦闘音もやんだ。黒い鎧は、色を元の銀色に戻し、上空のケラに戻っていく。

中には、誰もいなかった。

レックスは、その場で、元の恐竜姿に戻った。

 

やられたー。


 

ミンミ:

そんな感じでした。

 

しのぶ:

文章の出来はともかく。

スーとしては、ミンミの意識をスーの鎧に向けさせたかったのかの。

 

ミンミ:

そもそも、振動がすごいから、光の屈折も変わって真っ黒。

いや、そこまで振動させなくてもいいよね、とか思うし。

鎧から微妙に振動音がしていたのも、思えば、俺に聞き取れるようにしていたように思うし。

 

しのぶ:

見事にしてやられたわけじゃな。

 

ミンミ:

だねぇ。フラッグのレックスを守るために常に同行しているだろう、という思い込みも利用されたよ。

 

しのぶ:

これで、フラッグ戦は終わりじゃな。

皆、この二戦目で満足しきってしまったからのう。

 

ミンミ:

レックスはさっさと仕事に戻ったし、スーも俺も楽しかったしな。

あれ以上は、いいかな。

水晶は、ぴょんぴょん跳ねてたから、楽しかったろうし。

・・・。しのぶとケラは、その後も戦ってたな。

 

しのぶ:

二回戦目も決着つかなくての。

 

ミンミ:

まあ、楽しそうでなによりだよw

 

 

 

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